やはり亀田兄弟は期待を裏切らない。
まず、次弟大毅が、過去6勝4敗1分けのキティポップ・サンディジム(タイ)を左ボディーフックで2度倒した。先月17日の試合は判定勝ちにとどまり、悔しさもあってわずか中17日で試合出場。「前回は落ち込んだ。今回は緊張したよ」。試合後はリング上でハウンドドッグの「ff(フォルティシモ)」を歌い、観客のかっさいを浴びた。
次にメインで兄、興毅が世界前哨戦最終章での文句なしのKO劇。興毅が強打とスピードを存分に披露し、“格下”の相手を沈めた。
二回、興毅が左ボディーアッパーを突き刺し、さらにボディー連打でファハルドのガードを下げさせてから左クロス。お手本のような攻撃で最初のダウンを奪うと、立ち上がった相手をロープに詰め、数十発のワンツー連打でレフェリーストップを呼び込んだ。約1万人の観客を熱狂させ「どんなもんじゃい。ナイスな左やったな。」と満面の笑みを浮かべた。
父、史郎が言うように、三兄弟全員が世界チャンピオンになる可能性を感じた。
ところで、我が家の5月5日の象徴は「鯉のぼり」だ。(実際には、4月中旬から揚げているが今日でもう揚げない予定。)

「鯉のぼり」を揚げる風習は、中国の故事に「黄河上流に龍門という滝のような急流があり、それを登ることのできた鯉だけが龍になった」とあり、人生の流れの中で遭遇する難関をその鯉のように突破して出世、成功することを意味している。江戸時代から、この「登竜門」のいわれにより「鯉のぼり」を揚げ子供の将来の立身出世を願った。また、天の神様にお守りして頂くための目印として揚げ始めたという説もあるらしい。
我が息子も、龍のようになってもらいたいと思うが、亀田三兄弟のような育て方はできない…