山口県光市で99年4月、母子を殺害したとして殺人と強姦致死罪などに問われた当時18歳の元少年に対する差し戻し控訴審の判決公判が22日、広島高裁であった。楢崎康英裁判長は「身勝手かつ自己中心的で、(被害者の)人格を無視した卑劣な犯行」として、無期懲役とした1審判決を破棄し、求刑通り死刑を言い渡した。元少年が差し戻し審で展開した新供述を「不自然不合理」と退け、「1、2審は改善更生を願い無期懲役としたのに、死刑を免れるために供述を一変させ、起訴事実を全面的に争った」と批判した。
判決は「弁護人から捜査段階の調書を差し入れられ、『初めて真実と異なることが記載されているのに気づいた』とするが、ありえない」と、元少年の主張を退けた。
また、弥生さんの殺害方法について元少年が「押し倒して逆手で首を押さえているうちに亡くなった」としたのに対しても「不自然な体勢で圧迫死させるのは困難と考えられ、右手で首を押さえていたことを『(元少年が)感触さえ覚えていない』というのは不自然。到底信用できない」とした。夕夏ちゃん殺害についても、「供述は信用できない」と否定。
当然と言えば、当然の判決。一番滑稽なのは、強姦についての弁解だ。
「死後に遺体を犯した行為は、生をつぎ込み死者を復活させる魔術的な儀式だった。」
そして、続く…
「長女は泣きやまないので首にひもをまいてリボンの代わりに蝶々結びにしたら死んでしまった。」実際には、泣き止まない11ヶ月の子どもを床に叩きつけた上、首に紐を巻きつけ絞殺し押し入れに隠した。もともと調書にも「ドラえもん」も出ているそうで、ここまでくるとウソの弁解を通り過ぎて、妄想としか言い表せない。
万が一、被告の頭がおかしくて(精神錯乱状態)たったの1回、2人だけを殺してしまったとしても、私が裁判官なら死刑を言い渡す!
人気blogランキングへ